こんにちは!
テトルの本村拓人です!
今号も前号に引き続きリトルミスマッチジャパン株式会社代表取締役社長、そして、有限会社ボランタス代表でもある佐藤禎之氏のインタビュー(第三号)をお送りいたします。
「経営者として事業を推進する上で社会をよりよくする事は当たり前の事なんです」そう語ってくれた。そして、佐藤氏が社会起業家かどうかはあまり重要なことではなく、本質的には「自分がやりたいことをとことん行動に移した結果、それが社会をよりよくしているという自負をもっているかどうかの方がもっと重要な事です。」
30号にわたって配信してきたこの社会起業家メルマガであるが、私は一つの結論に達した気がする。渋沢栄一が日本の社会に株式という概念を取り入れ, 先進国『日本』を作り上げた。
超大国日本が創造されるプロセスの中で企業活動の概念が右往左往してきた中、今も昔も変わらない起業家精神こそ「社会をよりよくする」というビジョンであり、精神である。
NPOであれ、株式であれ、また、雇用形態がボランティアであれ、社員であれ、バイトスタッフであれ、社会の問題に対して持続可能な『モデル』を築こうとする彼ら起業家を私は社会起業家と呼び、同時に、『モデルメーカー』と呼ぶ。今後紹介するモデルメーカーをお楽しみに!!
リトルミスマッチジャパンについてお聞かせ下さい。
僕がボランタスで営業をやっているときに、松田さん(タリーズコーヒー代表)から電話があって、そのときに発展途上国に学校を作るのに時間がかかるんじゃないのと言われて、確かにそうかもしれないと思いました。だけど僕は「この目標にむかっていきたいんです」という話をしたときに、松田さんはやっぱり情報収集力がすごいですから、そのとき、アメリカでこのリトルミスマッチが流行っているって知っていたんですね。
リトルミスマッチがブレークしたきっかけの一つに、セレブリティーチャリティーというのがあるんです。ブリトニースピアーズとかパリスヒルトンなどのセレブリティに靴下のペアをつくってもらって、それをイーべイで販売するっていうことをして、その売り上げの100パーセントをマクドナルド財団に寄付するというイベントをやっていたんです。これってクリック募金と同じようなもんなんですね。
企業にしてみれば広告にもなるわけですよね。お金がきれいにちゃんと流れるわけです。リトルミスマッチのアメリカの創業者自身がこういう慈善活動に興味があって、意欲的に慈善活動に参加されてたりしました。
アメリカの創業者は、ぼくと同じ年なんですけど、「この考え方って佐藤君と似てるよね」という話になって、「あー面白いですね、あーこれやりますか」という話に松田さんとなって、松田さんと僕でお金を出して、ミスマッチジャパンを立ち上げました。
事業としては、具体的には若い女性向けに左右色の違う靴下をファッションアイテムとして販売しています。今はオンラインショップの他に渋谷109、高島屋、ソニープラザなどでも販売しています。
近い将来、僕はこの商品を病院で売りたいと考えています。病院って暗いイメージじゃないですか。この靴下を子供がはくとすごくかわいいんですね。
こんなカラフルな靴下あまりないから病院の子供たちがみんな足下明るくて、カラフルなのが走り回ってると、みんな病気治りますよと。それって多分松田さんも似たような部分があるんですね。一番最初に病院の中にスペシャリティーコーヒーをおいたのもタリーズですよね。それって最初はすごい障壁があったわけですよ、ありえないみたいな。だけど実際やってみたら病院内のタリーズがものすごい憩いの場になったわけです。
松田さんに最初すごく言われたのが、これってものすごくパワーのいる仕事だと。右左同じだったものを違うものに変えるって言うことは、すごい体力が必要なんだと、「だからこそ君みたいのが向いているんだ」と言われたんですね。
僕、ルチアーノベネトンが好きなんですよ。彼のことを悪く言う人はたくさんいますけど、やっぱり面白いと思うのは、彼はタブーにチャレンジしていったわけですよ。黒人の母乳を白人の赤ちゃんが吸うなんて当時はありえない話じゃないですか。
それをポスターにした。だけど物議をかもしだすことによって、人種差別について、この企画がいいのか悪いのか議論するきっかけになるわけです。これって僕はすごいことだと思うんですね。このリトルミスマッチにもこれにすごく匹敵する部分があると思っているんです。
そういう意味で今商品として扱っている靴下を将来的にもっと広げていきたい。日本でもある程度知名度があがったときに、タレントさんとかとセレブリティーチャリティーとかやりたいですし、これの売り上げの何パーセントかを財団に寄付するっていうこともやっていきたいです。
今会社は何人くらいで運営しているんですか?
違う仕事をやっている人間も含めれば5人です。
本当に想いを形にする佐藤さんのこの行動力が人々を引きつけるんでしょうね。
僕あんまり深く物事を考えてないんです。やりたいことをやる。やっぱり自衛隊の経験があったからですかね。ぶれてないのは、その経験があったからだと思います。
今やってるボランタスにしてもミスマッチジャパンにしても、圧倒的なやりがいはなんですか?
やりがいっていうよりかは、やりたいんですよね。だから僕の所って、結構若い人達が相談しにきたりするんですね。そこで毎回言うのが、「やりたいんだったらやればいいじゃない」というところに集約されてしまうんですね。僕のところにくるっていうことはやりたいんでしょと。結局背中を押して欲しいだけであって、うだうだ言いすぎみたいな。僕はなんでもそうなんですけど、やらない、行動を起こさないことの方がリスクだと感じています。
やっぱり自分がやりたいと思ったことをやらないと、それは自分の人生に嘘をついていることになると思うんですよ。だから大きい借金をしなければいけないってなったら話は別ですけれども、そういうものじゃないのであれば、やりたいとおもっているならやればいいとアドバイスします、僕自身そう思っています。
現状の課題はありますか?
課題は、人間は欲しいですけど、これはいつの世も一緒なのかもしれないですね。強いて言えば、熱い人が少ないなって思います。でもこの熱いっていうのも勢いだけじゃだめなんですよね。やっぱり何かをやりとげている人が少ないんじゃないかな。部活とかでもいいと思うんですけれども、あるいは三年間新聞配達を僕はやってましたとか。僕の場合元々すごいだらしない人間だったんですけど、自衛隊に入ることによって矯正されたわけです。
そこで十一年間やってきたことは、誰が見ても、そこでは納得してくれるんですね。十年間一つの世界でやり続けたと、しかも普通じゃない世界で。そこで一目おいてもらえるし、こいつは何か筋が通ってるだろうと見てもらえるんですね。そうすると最初の入り口がすごい早いんですよ。だけどいろいろと話をしていて、すごいふらふらしてる人が多い。じゃあそのふらふらしていない人は何かって言うと、やっぱり何かしら一本「これを僕はやりとげました」っていうのをもってるんですね。
だから何でもいいから一つ、自分に課題を与えて、それをしっかりとやりとげる。これだけやれば俺はもう負けないというものは、小さいものでもいいから持つべきだなと思うし、それがある人は僕が話したときに、入りやすいですね。 それはどこの企業でも一緒だと思うんですね。だからそれをもってない人はみんな数ヶ月働いてフラフラ移っちゃう。まぁいろんな世界を見るという意味ではいいのかもしれないですけどね。
大手企業の経営者とも、かなり仲良くされてますよね。佐藤さん自身が認める自分の武器とは?
僕は、やっぱり自衛隊でやってきたことは誰もが共感をしてくれるところですよね。それと大嶋啓介さんも、笑顔とか感謝とかってよく言ってますけれども、僕もやっぱそうだと思うんです。
そういうことにかんしていうと常に笑顔ってすごく大切だと思うし、すごい難しいんですよ。難しいって言っちゃいけないと思うんですけれども、意識しないとね。けど、それってやっぱり、強みなのかなって気はしますね。誰に対しても壁をつくらずに最初はお会いするのうまいのかもしれないですね。
佐藤さんが目指すべき人間として、今一人だけあげてくださいと言われたらどなたを挙げられますか?
目標というか、ライバルは松田さん(タリーズコーヒー代表)ですね。
さて、話しは変わりますが、佐藤さんにとって、ボランティアとは?
きっかけは些細なことで、いきなりボランティアというとなんか自分の時間を削って、お金を使うというイメージが先行するじゃないですか。でもそれは違うて思うんですよ。
別に自分の出来るところでやればいいと私は思います。電車でおばあちゃんが立ってたら、ゆずるのって当たり前じゃないですか。そこからだと思うんですね。それもきっかけになるとおもうんです。
あとはそれをその人のためにやったと思うんじゃなくて、あくまでそれは自分のためだということですね。それがボランティアにつながらないかもしれないですけど、そういう心なんじゃないのかな。それが結果としてもっと大きい行動にうつっていく。
だからボランティアがなんですかと聞かれれば、自分がやってもらって気持ちいいことを人にやってあげて、自分が喜びを感じる事。それを勘違いして、相手のためにやってあげるっていうふうになると、やってあげたのにってなっちゃう。それはボランティアじゃない。
佐藤さんにとって社会起業家とはなんですか?
社会起業家って今言われているのは、直接的に環境問題だったりに関与してるビジネスのことをみなさん言われているかなって思うんですね。だけどそれって企業を運営していく経営者としては至極当たり前だと思うんです。
僕は自分を社会起業家だとかは全然思ってないですね。別にそれで僕のことを社会起業家って呼ばれる事には全然かまわないんですけど、僕は自分を社会起業家だとは思ってないですし、一つのビジネスモデルとして、多分もともと環境とか社会的問題をテーマにした事業って儲からないから、そういう風に「社会」起業家って表現しなければいけない、クローズアップしていかなければいけないというように周りが作っているような気がするんだけど、僕は全然そんなことないと思ってる。
最後になりますが、いろんな大物経営者の方と手を取り合いながら事業を推進していますよね?どうやってみなさんのふところにはいっていくんですか? ふところに入っていく際に何に一番気をつけられてますか?
これは僕のやりかたですよ。これはみんな違うんですね。自分のスタイル見つけなきゃいけないんですけど、僕はふみこむんですよ。これって実際すごい危険ですよ。だけど僕はそれではずれたことがないですね。
というのは、誰かが紹介してくれてるわけじゃないですか。間に入っている人とこの人の人間関係ができていれば、そうそう変な人間はつれてこないだろうっていうのがあるから、きっとこいつはこういう面白いやつなんだなって目でみてもらえるんですね。あとはもう自衛隊と一緒で、「はいはいはいはい」言って、ぱっぱっぱっぱっぱ動いていくと、おまえなんかとにかく一生懸命だなと。呼ばれたら十五分以内に行ったりとか。
そこはひたすら演じる。携帯が鳴って、「すぐこい。」みたいに言われたら、「すぐいきます!」「申し訳ございません。」みたいに言って、ばーっていって汗だらだらかきながら、「到着しました」「よし!」みたいなね。面白いじゃないですか。そこですよね。それが、じゃあお金になるのかって聞かれたらわからないですけど、だけどそういう方々と一緒にいると、彼らからは普通ではない波動がでてますからそれを感じるだけでも僕にとってはえるものが多いと思います。
佐藤氏のインタビュー(第三号)は以上になります。
次号からは、渋谷区議会議員、NPOグリーンバード代表、長谷部健氏のインタビューをお送り致します。
みなさま、お見逃しなく!!
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リトルミスマッチジャパン
株式会社代表取締役
有限会社ボランタス代表
佐藤 禎之 sato sadayuki
- 1975年
- 12月生まれ
- 1995年
- 海上自衛隊 航空学生入隊
- 1999年
- 回転翼事業用操縦士免許取得、夢のパイロットに
- 2001年
- 幹部候補生学校卒業、救難飛行隊勤務
- 2005年
- 特殊部隊指揮官要員訓練
命の使い方を考え辞職 - 2006年
- 有限会社ボランタス設立。ミスマッチジャパン株式会社代表就任
- 2015年
- 発展途上国に学校設立(目標)
詳しくは→
【ミスマッチジャパン株式会社】http://www.littlemissmatched.jp/
【有限会社ボランタス】http://www.voluntas.co.jp/
【佐藤氏個人ブログ】http://dblog.dreamgate.gr.jp/
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本村拓人(もとむら たくと)
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「したこと」は悔やまず、「しなかったこと」を後悔しよう。― ― 著者がその信念を抱いたのは29歳のとき。ごく普通に働き、趣味を楽しみ、友と語り、いつかなりたい自分を夢見ながら忙しく暮らしていた最中の、ガン宣告…。でも、それこそが彼の転機でした。本書では、絶望の底に投げ込まれたときに見つかった、人生を自らの手でつくりだすための7つの法則をあかします。昨日までのあなたの生き方は、この本で確実に変わります。

